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まんまあるです◎
突然ですが皆さん、幽霊の存在は信じますか？
わたしは信じていますが、人生で見たことがありません！強いていうなら、金縛りにあったことが2回くらいあるくらいなもんでして・・・・・・
お化け屋敷も大嫌いだし、暗い夜道を1人で歩くのも怖い！そんな怖がりなわたしが行ってきましたよ、恐山に、女1人で・・・・・・・
行く前に私が1番気にしていたことはずばり！
恐山1人で行って幽霊連れて帰ってきちゃったらどうしよう大丈夫かな？？
そんな不安を抱きつつ、青森県の恐山へ1泊2日の旅へ行ってきました。（怖がりの夫には同行を断られた笑）
ではではどんな旅になったのか、レッツラゴー♪
とりあえず動画で雰囲気だけ教えてくれよって方はこちらをご覧くださいませ♪
恐山とは
そもそも「恐山」とはどんなところなんでしょうか？ご存知のない方のために説明です。
恐山とは、和歌山県の高野山、滋賀の比叡山と並ぶ「日本三大霊場」の一つで、山岳信仰にとって場所となっています。本州本土最北端である下北半島にありあます。恐山エリアの中でもお寺である曹洞宗のお寺「恐山菩提寺」のことを略して「恐山」と呼ぶことが多いようです。（なお、開山時からしばらくは天台宗であったようです。）
一部の間では、人は死後、恐山に向かうとも言われているそうです。
“恐山菩提寺の創建は862年。慈覚大師円仁が夢のお告げに導かれ、諸国に教えを説いた旅の果てに、この下北の地に「恐山菩提寺」を開山したと伝えられています。例年7月20日から24日に行われる「恐山大祭」と、10月上旬の連休に行われる「恐山秋詣り」には、イタコと呼ばれる巫女が死者の御霊を呼んでくれるとあって、多くの人達が列をなし、あの世からのメッセージを聞きに集まります。“ 青森観光情報サイトより引用
恐山を知らない方もいるかもしれませんが、「イタコ」というのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？
「イタコ」とは死者を自身に憑依させて縁者にそのメッセージなどを伝える人のこと指します。つまり、「口寄せをする人」のことです。平常時に恐山菩提寺に行ってもイタコさんに会うことはできないようですが、お寺の大祭の時期にはイタコさんが口寄せをしてくれるエリアが設けられます。ただし、口寄せをしてもらうには口寄せ料が必要となります。こちらを目当てに恐山に行かれる方もいるようです。
わたしが恐山に行きたかった理由
そもそも何でお化け屋敷では連れを置いて走って逃げるレベルで怖いところが大嫌いなわたしが恐山に行きたくなったのか？
理由はずばり二つ！
①せっかく東北に移住したのだから行けるときに行ってみたい観光地だったから
秋田に移住してから、東北周辺をいろいろ観光・旅行しております。移住したものの、実際にはいつまでここで生活するかも決めていません。また関東に戻るかもしれないし、なんなら海外に行っちゃうかもしれないし。
やれるときにやりたいことをやっておくのが「まんまある流」。というわけで起業して時間もできたし、距離的にも近いしということで、人生で一度は行ってみたかった日本三大霊場である「恐山」に行ってみることにしました。
②死んじゃった人に会えないのは分かっているけどその存在をより身近に感じてみたかったから
実はわたし30代にして両親ともに病気で亡くしております。生前も親が亡き後の今もフラフラして大人になりきれていないわたし。忙しい時間がその死を忘れさせてくれる時はありますが、急に楽しかった思い出が頭に浮かぶときはとっても寂しい気持ちになります。結婚して子どもにも恵まれて幸せな日々を送っているのかもしれませんが、やっぱり心の大きい拠り所になっていたのは両親の存在だったのかもなあと思うことがあったり、あとはもっと自分が成長したいという気持ちが芽生えるときに両親に会って話ができたらな、と思うときがあります。
死後の世界を信じる身としては、今も亡きお父さん、お母さんと繋がっているような気もしているのですが、もしかしたら恐山に行けばより身近に感じられるのかな、と思ったりもして、行ってみることにしました。
恐山の名所
恐山はとても広いです。ぜひオススメしたい恐山のスポットをお伝えします。
不老不死・長寿の水 「恐山冷水」
市街地を抜けて恐山菩提寺へと向かう途中に天然の湧き水「恐山冷水」があります。1杯飲めば10年、2杯飲めば20年若返り、3杯飲めば死ぬまで若返ると言い伝えられているそうな。この場所は俗界と霊界の境目であるともいわれ、恐山へと向かう霊も飲みにやってくるのだそうです。
車で恐山菩提寺へと向かったわたし、「飲みたーい！」と思っていたのですが、通り過ぎてしまい飲めませんでした。（次回行くときは絶対寄るのだ！）ぜひ、これから行かれる皆さんは事前に場所をチェックして行ってみてくださいね。水筒やペットボトルを持っていけば散策中の飲み物もゲットできていいですね♪
恐山「三途の川」
三途川は恐山菩提寺の入り口付近にあります。正式には、近くにある宇曽利湖から唯一流れ出ている正津川のことであり、近くには太鼓橋があります。
とても目立つので恐山菩提寺へ行かれる方ならすぐに気づくと思います。太鼓橋はこの世とあの世を隔てる橋となっており、渡ってしまうと霊場になりますので橋には行かないようにしましょう。（行けないようにロープがあったので、分かると思いますが念のため。）
恐山菩提寺「八角円堂」前にある風車
ここからは恐山菩提寺内にあるオススメスポットになります。拝観料には500円かかりますが、素晴らしい景色があるのでぜひ行ってみてくださいね。
中でも八角円堂の前には水子供養のための風車がたくさん並んでいます。風に吹かれてくるくると回るカラフルな風車と静けさが相まって、儚い美しさが感じられるエリアです。菩提寺の入り口では供養のための風車を購入することができます。
友人で何人か流産を経験した子がいます。そのことを思い出して、風車を購入し、遠方からは来れない友人たちの代わりにそっと供養をしておきました。死者を弔う気持ちを大切に、ぜひ拝観してみてくださいね。
恐山菩提寺「宇曽利湖」の極楽浜
境内の中はとても広いです。その中でも、宇曽利湖が美しく広がる極楽浜は絶景でした。こちらのエリアに来ると静寂の中、湖のせせらぎが聞こえてきて、とても心が穏やかになりました。ぜひゆっくりと散策してみてください。
恐山菩提寺「温泉」
拝観したあとはぜひ温泉に行きましょう。
なんと境内の中に源泉掛け流しの温泉があるのです。そのため、お寺中に硫黄の匂いが漂います。
なお、温泉内にはシャンプー・リンス・タオルはもちろんシャワーもありません。タオルは持参して、桶でよく体を洗ったら、ゆっくりと浸かって参拝後の疲れをとってみてはいかがでしょうか。
入浴料は拝観料に含まれます。絶対温泉好きなら入った方がいいいいですよ〜♪わたしは参拝後にゆっくりと浸かり、帰路につきました。
恐山の怖い噂
さてさて、色々とオススメスポットを紹介しましたが、恐山では恐怖体験があるのでしょうか？事前調査で分かった怖い噂についてお答えさせてください。
恐山の石を持ち帰るとバチが当たる
恐山菩提寺の中には石が積んであるエリアがあります。幼い子供を亡くした親たちが供養のために積み上げる石だそうです。
「賽の河原」という昔話では、死んでしまった子供たちが石の塔を作ろうとしますが、地獄の鬼に崩されてしまうと言われていますよね。その話に因んでいるかは不明ですが、亡き者たちへの想いを馳せて石を積み上げていることは間違いありません。
絶対に恐山にある石は持ち帰らないようにしましょう。
持ち帰ってしまった人が帰りに事故に遭ったなんて噂もネット上で目にしました。
夜に恐山に行くと幽霊の声が聞こえる
めちゃくちゃ怖がりのわたし。事前に恐怖対策のため（笑）恐山関連のYouTubeを見まくっていました。
その中で、夜に恐山に行くYouTuberの方が何人かいらっしゃいました。まじで怖いからやめときゃいいのに、と思いつつ見てしまうわたし・・・・・・。結論から言うと、音声に幽霊の声と思しきものが入っていたり、夜に恐山のテントで泊まっていたら誰もいないはずなのにテントを叩くような音がしたりと、明らかに道の世界のものがいるような感じになっていました。
絶対に夜に行くのはやめておきましょう。
何が憑いてくるか分かりませんよ！
謎の手の跡がバスの窓についている・・・
観光バスの運転手さんには恐山ルートが不人気という噂をネット上で見つけました。
というのも、バスの観光客が恐山を観光している間、バスで待っていると不思議な現象が起こることがあるからだそうです。ある運転手さんはお客さんたちが待っている間、うたた寝をしていると無数の目が窓の外から中を覗いている気がして、後でバスの窓を確認したところ謎の手の跡がたくさんついていたそうです。それ以来、その方は恐山の担当から外してほしいと懇願し、別のルートを選ぶようになったとの噂をネット上で目にしましたよ。
あくまで、噂&ネットの話なのでこちらの真偽は不明です。
毎晩幽霊が温泉に入りに行くらしい
とある人の証言によると毎晩、幽霊が温泉に入りに行く様子を見るそうです。確かに、温泉はとっても気持ち良かったので幽霊さんもたまらず入りたくなるかもしれませんよね。でも、こちらの真偽も不明です。
怖い体験はあったのか？
結論から言います。
恐山に行っても怖い体験なんて全くありませんでした！！！
すみません。ご期待に添えず。一応、恐山に行く前に立ち寄った酒屋さんでも立ち話しながら
恐山って怖い場所なんでしょうか？
なんてアホな質問をしてみたのですが、
「全然そんなことないから安心してください！」
と笑われました！！
むしろ、わたしの場合、恐山に行くと、厳かな雰囲気の中穏やかな気持ちになれたし、一人旅でしっとりするには相応しい観光地でしたよ。少なくともわたしには怖い体験や心霊現象などは起こりませんでした◎
なお、イタコの口寄せをしたわけではないので亡きお父さんやお母さんの直接的なメッセージが聞けたわけではありません。が、ゆったりとした気持ちになれたことで、一緒にいた頃の思い出を考えながら幸せな気持ちになったり、これからの希望を思い描いたりしていました。参拝後は清らかな気分にさえなりました。
恐山菩提寺の僧侶の方からすると、「恐山はパワーレススポット」なんだそうです。恐山は天国と地獄が同時に存在する場所。まさに無の世界のような雰囲気が漂っているのです。
きっとカメラが趣味の方にも心に響く風景がたくさんあると思うので、ぜひぜひ楽しみながら観光しに行ってみてくださいね♪
ちなみに恐山は冬季通行止め期間があるためご注意を！
11月〜4月は通行止めのようです。
事前に開いているかチェックした上で旅行に行ってくださいね。
敬う気持ちも忘れずに
皆さんもぜひ恐山観光楽しんでみてくださいね。
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