オリーブオイルには大まかに3つの種類がある
オリーブオイル・・・・・・・イタリアンには欠かせない油!
突然ではあるあるが、みなさんはオリーブオイルをみて価格がピンキリであることに驚いたことはないだろうか?
それもそのはず!
実は一口に「オリーブオイル」と言っても、IOCC(国際オリーブオイル理事会)によって細かな分類が定められている。
精製方法や酸度や官能検査によって基準は定められており、オリーブ果実の品質がよく、酸度が低く、精製方法が昔ながらの手間がかかるものであればあるほどオリーブオイルの質が高いと定められれている。
そして値段も高くなる。
なお、その分類を大まかに3つに分けると下記のようになる。
①バージンオリーブオイル
オリーブ果実をそのまま絞ったオイル。
酸度や官能検査によってさらに「エキストラバージンオイル」、「ファインバージンオリーブオイル」、「オーディナリーバージンオリーブオイル」、「ランパンテバージンオリーブオイル」の4つに分類される。
中でも完全な食味をもっていると判断されるのはエキストラバージンオリーブオイル。ただし、日本ではIOCCの基準とは異なる表示ができるため、本来のヨーロッパ基準であれば「エキストラバージンオリーブオイル」に満たないものでも、日本基準では「エキストラバージンオリーブオイル」と表記できてしまうため、購入する際は注意が必要。
②精製オリーブオイル
ランパンテまたは搾りカスの抽出オイルを精製した物、非食用のオイル。
ランパンテとは品質の劣ったオリーブから作られたオリーブオイルのこと。精製オリーブオイルは品質の劣ったもの、あるいは、化学的に溶剤中質したものである。
ただし、こちらは食用でないもののため、日本で出回ることはない。
③(ピュア)オリーブオイル
上記②精製オイルにバージンオリーブオイルを混ぜたもの。
コストを下げるために作られたオリーブオイルであり、オリーブの香りを楽しむというよりも調理用として使用されることが多い。
実はオリーブオイルって奥が深い!!
エキストラバージンオリーブオイルのススメ
学生時代や社会人になりたての頃は、いつも安いオリーブオイルを買っていた。
しかし、転職して給料良くなったときに、少し背伸びをして1ボトル300ml で3,000円くらいするエキストラバージンオリーブオイルを買ってみたことがある。
その時に感じたこと・・・・・・
香り豊かでおいしい〜
というわけでそれに気づいてからは、サラダやピザ、チーズトースト、カルパッチョなどにかけるためのオリーブオイルは必ず「エキストラバージンオリーブオイル」にすることに決めている。
私はチーズトーストにエキストラバージンオイルをかけて食べることが多い。
ただ、シンプルにエキストラバージンオリーブオイルと岩塩を混ぜて作った塩味のオイルにパンをつけて食べるだけでもめちゃくちゃおいしいのだ。
というわけで、ぜひ食のQOL上げたい方にはエキストラバージンオイルを家に1本は置いておくことを強くおすすめしたい。
オリーブオイルを買うときおよび保存の注意点
オリーブオイルは劣化するのが早い。
そのため購入時は遮光性が高い瓶や遮光性の高い缶に入っているタイプを選ぶことをおすすめする。
また保管するときは直射日光や暑い場所寒すぎる場所を避けて常温で保存する必要がある。
オリーブオイルは10度以下になると決勝ができて固まり始めるので、注意しよう。
オリーブ果実の産地によっても香りは変わる。ぜひ好みの1品を見つけて欲しい。
エキストラバージンオイルの例を少し挙げたが他にもたくさんの種類がある。
ベストな1本と出会えることを祈っております。
(ちなみに私は先日、肥後精油のエキストラバージンオリーブオイルを使ってみましたが、まろやかで華やかな香りもあってとってもおいしかった!)
おまけ オリーブオイルの効能
オリーブオイルといえば完全なる脂質!!
というわけで、健康に害がでないか心配している人もいるかもしれない。
しかし安心して欲しい。
オリーブオイルにはオレイン酸という不飽和脂肪酸が多く含まれており、善玉コレステロールの数はそのままにしながらも悪玉コレステロールを減らしてくれるという働きを持つ。
オリーブオイルを摂取することで下記のような効能があると言われている。
・脳卒中や心筋梗塞などの生活週間予防(血液をサラサラにしてくれる)
・便秘の改善
・美肌効果
地中海料理を研究するグループ「PREDIMED」によると1日50ml程度(約大さじ3杯半)のエキストラバージンオリーブオイルを摂取することを推奨している。
エキストラバージンオイルで美味しさと健康を両立してみよう♪